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オリンピック馬術の馬は持ち込みって本当?競技前の馬体検査とは?

オリンピック馬術の馬は持ち込みって本当?競技前の馬体検査とは? エンタメ

この記事では、オリンピック馬術の馬は持ち込みって本当?競技前の馬体検査とは?について紹介していきます。

パリオリンピックで92年ぶりにメダル獲得を獲得し話題となっている「馬術」

テレビで見ていてふと気になったのが「日本からパリまでどうやって馬を運んだの?」「選手たちの馬なの?」ということ。

調べてみると、馬の輸送について同じような疑問を持つ方が多くいることがわかりました。

そこで今回は、オリンピック馬術の馬は持ち込みって本当?競技前の馬体検査とは?についてご紹介していきます。

競技前に行われる馬体検査についても紹介していますのでぜひご覧ください。

オリンピック馬術の馬は持ち込み?

結論からお伝えすると、オリンピック馬術の馬は持ち込みで、選手たちと共に会場へ移動します。

オリンピック馬術では長年築かれてきた選手と馬の信頼関係が重要となるため、開催国の馬ではなく日頃から一緒にトレーニングをしている馬と出場するのです。

近代五種では開催国の馬で出場し、馬の選択は抽選で行うみたいですね。

近代五種の場合は、自分の愛馬では出場できないんだ。

選手と馬が一体となって挑むオリンピック馬術は、信頼関係と共に磨かれた高度な技術を要します。

いくつもの困難を乗り越え、共に頑張ってきた最高のパートナーと考えるとより感動が増しますね。

馬術の馬をパリまで輸送する方法は?

オリンピック馬術の馬は持ち込みって本当?競技前の馬体検査とは?

馬術の馬をパリまで輸送する方法は飛行機です。

飛行機に乗って馬たちも会場へと向かいます。

馬が乗る飛行機はエミレーツ航空のエミレーツスカイカーゴ「ボーイング777-F貨物機」です。

東京オリンピックでも使用されたボーイング777-F貨物機は、1回のフライトで約100トンの貨物輸送が可能な飛行機。

ストレスに敏感な馬たちが、安全かつ快適に移動できるよう特別に設計されたストールと呼ばれる中で移動します。

飼育員も同乗するため、機内で馬に適切な食事や水の世話などしてくれるので安心です。

馬にもパスポートがある?

私達と同じように馬にもパスポートがあることをご存知ですか?

知らなかった私は驚きました。

身分証明書でもあるパスポートには顔写真はないものの、下記の情報が記載されています。

  • 名前
  • 生年月日
  • 馬体の特徴(毛色や模様)
  • 予防接種歴…など

大切なパスポートは移動する際に必ず持参する必要があるそうです。

馬術競技の馬体検査とは

オリンピック馬術の馬は持ち込みって本当?競技前の馬体検査とは?

馬術競技の馬体検査とは馬術の競技前に獣医師が馬にケガや異常がないか検査することを言います。

競技は馬にとっても過酷なものとなるため、歩行に問題がないか、足をひきずっていないかなど検査することで馬の安全を守ります。

馬にケガや異常がある場合、馬だけでなく乗る選手にも危険が生じる可能性があるため大切な検査なのです。

2016年のリオデジャネイロオリンピックで北島選手の馬が馬体検査で引っかかってしまい棄権となりましたね…

馬術競技の馬体検査内容

オリンピック馬術の馬は持ち込みって本当?競技前の馬体検査とは?

気になる馬体検査内容ですが、主に下記の項目を獣医師がチェックしていきます。

健康状態全体的な健康状態を確認
外傷の検査傷やケガがないか確認
呼吸状態呼吸に異常がないか確認
歩行検査歩行に異常がないか確認
聴診検査体温や心拍を確認
筋肉の状態緊張や硬直の確認
馬装の検査馬に付ける器具や蹄の確認
食欲と水分摂取食欲や水分の摂取量を確認

 これらの項目を獣医師がしっかりと確認し、問題がなかった馬のみが出場できるのです。

馬に異常があった場合は馬も選手も危険なため競技に出場することができません。

馬術競技の馬体検査減点理由は?

オリンピック馬術の馬は持ち込みって本当?競技前の馬体検査とは?

パリオリンピックで銅メダルを獲得した馬術ですが、実は馬体検査で20点減点されています。

その理由は北島選手の馬が馬体検査をクリアできなかったからです。

引っかかってしまった検査は「歩行」ではないかと言われています。

どこかでケガをしてしまったのか、歩行に異常があると判断されてしまった北島選手の馬は最終検査でもクリアできず減点となってしまいました。

そのため北島選手は棄権となり、田中選手が出場しています。

もしクリアできていたら銀メダルだった可能性もあるため、馬体検査が順位に大きく影響するものだとわかりますね。

オリンピック馬術の馬は持ち込みって本当?競技前の馬体検査とは?まとめ

オリンピック馬術の馬は持ち込みって本当?競技前の馬体検査とは?について紹介いたしました。

日々のコミュニケーションやトレーニングから築き上げられた信頼関係が重要な馬術は、馬と共に会場へ移動していたことがわかり驚きました。

馬がストレスを溜めず快適に移動できるよう考えられた飛行機での移動は、飼育員も同乗し万全な対策が取られています。

残念ながら馬体検査で減点となってしまいましたが、競技前に行われる検査も馬と選手の安全を守る重要な検査だったんですね。

馬術を知れば知るほど面白くて、パリオリンピックですっかりハマってしまいました。

オリンピック馬術の馬は持ち込みって本当?競技前の馬体検査とは?をご覧いただきありがとうございます。

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