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【体験談】学校給食調理補助パートはきつい?経験者が語る5つの理由

【体験談】学校給食調理補助パートはきつい?経験者が語る5つの理由 資格

この記事では、【体験談】学校給食調理補助パートはきつい?経験者が語る5つの理由について紹介いたします。

調理補助パートについて検索すると「調理補助 パート きつい」のワードが出てきませんか?

調理補助のパートを検討している場合「きつい」のワードが出てくると不安に感じてしまいますよね。

調理補助のパートは本当にきついのでしょうか?

私は実際に2年ちょっと小学校の給食調理補助として働いていましたが「きつい」と感じたことはありませんでした。

表現としては「きつい」より「大変」の方がしっくりきます。

なぜ「きつい」と言われるのかその理由や仕事内容について解説していきます。

【この記事を読んでわかること】

  • 調理補助はきついと言われる理由
  • 調理補助の仕事内容
  • 調理補助のメリットとデメリット
  • 調理補助に向いている人
  • 調理補助をしていると調理師免許が取れる

※私がパートとして働いていた小学校の調理補助としての体験談となるため、他の会社・小学校とは異なるば場合がございます。

学校給食調理補助パートはきつい?実際に働いた感想

【体験談】学校給食調理補助パートはきつい?経験者が語る5つの理由

結論から先にお伝えすると、私は「きつい」と感じたことはなく「大変」だなと感じながら仕事をしていました。

大変だと感じた理由は、働く前に抱いていたイメージと全く異なる仕事内容だったからです。

「調理補助」という言葉のイメージで、家庭調理の延長くらいに考えていましたが、覚えることも多く、力仕事やスピード勝負なことが多く驚きました。

働いていた学校は、マンモス校と呼ばれるくらい生徒数が多かったので、扱う食材の量も食器の数も想像以上。

頭も体もフルに使って働くので、家庭調理の延長なんて甘い考えで入ったことを反省しました。

しかし、イメージとのギャップに最初は戸惑いましたが、慣れてくると楽しむ余裕が出てきて、毎日とても充実していました。

調理補助をしていて楽しかったこと

大変なことも多い調理補助パートですが、仕事終わりの達成感や生徒たちからの「美味しかったです!ごちそうさまでした!」の一言は本当に嬉しくて、毎日楽しく働いていました。

引っ越しにより仕事を辞めてしまいましたが、引っ越しがなければ今もパートを続けていたと思います。

職場やメンバーによって雰囲気は変わりますし、感じ方も人それぞれだと思いますが、私は調理補助として働けて良かったです。

同世代、同じ境遇の方が多いので「職場の同僚」というよりはママ友のような感覚だったため、色々なことが話せて話題が絶えませんでした。

当時の主任もユニークな方で、社員さんも優しくパートのことも気にかけてくれて働きやすかったです。

小学校は昼のみですが、病院や老健などの調理補助は朝・昼・晩と作るため、働き方の違いから「調理補助はきつい」と思う方がいるのかもしれませんね。

実際、病院や老健などの調理補助はきつい!大変!という声をよく聞くので…。

これを言ったら元も子もないんだけど…結局一緒に働く人にもよるのよね。

人間関係は本当に大切だと感じます。

調理補助がきついと言われる理由5選

【体験談】学校給食調理補助パートはきつい?経験者が語る5つの理由

調理補助は保育園、幼稚園、学校、老人ホーム、病院、スーパー、ホテルなど様々な勤務場所があります。

「補助」のため調理師免許がなくても働くことができて、難しい技術も必要ありません。

短時間勤務OKの場所も多いので、条件にピッタリだと人気のある一方で「きつい」との声を聞くことも…

なぜ調理補助の仕事が「きつい」と言われるのか、小学校の給食調理補助として実際に働いて感じた理由を5つ解説します。

体力がないときつい!

家庭調理の延長だと思っていましたが、一日中立ちっぱなしな上、重い物を持ってあちこち運んだり、校舎を動き回ったり力仕事が多いなぁと感じました。

4階へ登る頃には息もゼエゼエ、足もフラフラ(笑)

調理室で野菜を切るだけ、洗い物をするだけなんてイメージで入ると大変なことになります。

働いていた学校は1200食以上作るため、一日に扱う野菜・果物・調味料の量に毎回驚かされました。

ザルにどっさり入った野菜や、牛乳の入ったケース、クラスの人数分入った食器カゴ、できあがった給食…どれも本当に重かったです。

力仕事が多いため、変な体制で作業をしているとすぐに腰を痛めてしまうことも!

(私も腰を痛め、接骨院通いやベルトを巻いていたことがあります)

体力勝負な部分が多いので、体力に自信がない方にはきついかもしれません。

時間に追われるのがきつい!

給食は食べる時間が決まっているため、その時間に間に合うよう作らなくてはなりません。

野菜をどっさり使うメニューや、作業工程の多いメニューは普段にも増してバタバタと慌ただしく、忙しなかったです。

切るスピード・洗うスピードも普段より意識していかないと間に合わなくなるので、要領よくやっていかなければなりません。

時間を見ながら何を先にやるべきなのか、どうしたら間に合うのか優先順位を考え常に先を見て動きます。

そして、個々のスピードも大切ですが、それ以上にチームワークがとても重要です。

どこかで報告や連絡が怠ると、後々それが響いてボロボロになるので、声掛けが必須。

作業スピードが求められることから、時間に追われるのが苦手な方、自分のペースで働きたい方にはきついかもしれません。

給食室の温度がきつい!

調理補助として実際に働いた私が一番驚いたことは、給食室の温度です。

給食室は衛生上の理由で窓が開けられないため、夏はサウナのように暑く、冬は極寒。

夏の給食室は本当に信じられないくらいの汗が出るので、休憩中に一度着替えて午後の仕事を行っていました。

給食室へのエアコンの導入も進んでいるようですが、大きな釜での調理は火力も強く、給食室の温度が上昇…エアコンがあっても、そこまで効き目がなく灼熱状態。

そのため、熱中症にならないよう水分補給は必要不可欠!

500㎖のペットボトル1本では全く足りないほど水が欲しくなります(私は2ℓのペットボトルを毎回持参していました)

無理をすると本当に倒れてしまうので、夏場の熱中症対策は万全に!

そして、冬は朝礼中震えてしまうような極寒。

冷え切った給食室は本当に寒くて、ヒート〇ック3枚重ねているパートさんもいました。

水も冷たく、冷水で野菜や果物を洗うと手が凍え真っ赤に!

夏と冬の調理室は体調を崩さないよう注意しましょう。

手荒れがひどくてきつい!

調理補助の仕事は作業中に何度も手が必要です。

また、洗う度にアルコール消毒もセットとなるため冬は手がガサガサに。

使用する洗剤も家庭で使用している物より強い成分ため、水仕事や洗剤、アルコールで夏でも手が荒れてしまうことに驚きました。

洗い物の際、ゴム手袋を付けて対策している人もいましたが、時間に余裕がなく付けられないこともしばしば…

私は肌が強い方ですが、それでも娘に心配されるくらいガサガサになってしまいました。

肌が弱い方や手荒れが気になる方は、きつい仕事かもしれません。

人間関係がきつい!

調理補助は個人で黙々と行う仕事ではなく、チームワークが求められます。

そのため、人間関係がうまくいかないと辛い思いをしてしまうでしょう。

私が入った時も「前にいたパートさんはとても怖かったんだよ」と聞かされたので、怖い方と一緒に働いていたら楽しかった!なんて言ってなかったかもしれません…

給食調理の場合、レストランのように雰囲気を見ることができないので、面接時に短期退職者の有無を確認するのも一つです。

入ってみないと人間関係の良し悪しがわからないので難しいですよね…

調理補助の仕事内容

【体験談】学校給食調理補助パートはきつい?経験者が語る5つの理由

調理補助をしていると決まって言われることがあります。

調理補助なの?お料理上手なんだね!

いえいえ、全くです!だって私、調理していませんから(笑)

調理補助は調理師さんが調理に専念できるように準備やサポートをしていきます。

場所によって仕事内容は様々ですが、あくまでも「補助」なので私は主に下記の仕事を行っていました。

  • 野菜や果物の下処理やカット
  • 肉や魚の粉付けや下準備
  • 食器類を配膳室にセット
  • 人数分の配食
  • 使用した調理器具や皿を洗う
  • 後片付けや清掃

一つずつ見ていきましょう。

野菜や果物の下処理やカット

基本的に野菜のカットからスタートすることが多いですが、納品が遅かった場合など、社員さん達だけでは間に合いそうもない時には下処理も行っていました。

山のような野菜の皮を剥いたり、洗ったりしていきます。

洗う」と言ってもただ水を流すだけでなく、大きなシンクを3つ使用して、念入りに洗っていくのです。

そして、洗った野菜をどんどん切っていきます。

切り方はメニューによって違うので、厚さや形を確認してからカット。

家での調理とは違い、野菜の厚さもそろえて切らなければなりません!

食べれば同じと感じるかもしれませんが、火の通りにバラつきが出るため、お互いの厚さを確認しながら素早く切っていきます。

普段意識しないことをに注意しなければいけないので大変ですが、新鮮で面白かったです。

肉や魚の粉付けや下準備

メインの調理は社員さんですが、揚げ物の粉付けや鉄板に肉・魚を並べていく作業はパートも行います。

生徒数が多いため、使用する小麦粉やパン粉、油の量には毎回驚かされます。

私が働いていた場所は、冬に手作り期間があり餃子やシュウマイの包みなども行っていました。

冬の粉付けはまさに修行で、凍った魚を並べる作業は手袋をしていても手が冷たく指先が真っ赤になりうごかなくなることも(笑)

食器類を配膳室にセット

子供達が配膳室に給食を取りに来るので、指定の場所に食器類をセットしていきます。

食器カゴ、おぼんカゴ、主食、牛乳、おかずとクラスごとに決まった場所があるので調理補助の私達がセットしていくのです。

基本的にはリフトというエレベーターのようなものに給食を入れて2階、3階に上げますが、リフトがない校舎は台車に積んで運んでいました。

沢山積んだ台車は重くて運ぶのも一苦労…時間内にセットが終わるようひたすら運びます。

人数分の配食

できあがった料理を決められた食缶に入れていくのも調理補助の仕事です。

人数表を見ながら、各クラス間違えないようキレイに並べます

ナムルやサラダ、スープ類など数えられない料理は、同じ分量入っているか食缶のメモリを確認しながら入れていきます。

間違えてしまうと生徒がわざわざ給食室まで取りにこなくてはいけないので、間違えないよう二度数えも行います。

使用した調理器具や皿を洗う

使ったザルやボウル、バットに鉄板など、使用した調理器具をどんどん洗っていきます。

次々に洗い物が運ばれてくるので、洗う人、すすぐ人に分かれて作業していかないと時間内に終わりません。

油だらけの網やタライなど、ヌメリが落ちるまで何度も洗います。

ここで適当に洗っていると、汚れがついたままで菌が繁殖してしまうので洗い物も重要です。

後片付けや清掃

給食の時間が終わり、全て戻ってきたら午後はひたすら洗い物と清掃です。

お皿、おぼん、食缶、箸・スプーンなど担当を決めてひたすら洗っていきます。

洗い物が終わると、床の清掃や補充、次の日の準備などを行い終了です。

調理補助として働くメリット

【体験談】学校給食調理補助パートはきつい?経験者が語る5つの理由

きつい!大変!とは言っていますが、それでも調理補助のパートはメリットが多く、特に子供のいる主婦におすすめです。

ここでは、子育て主婦が調理補助として働く6つのメリットを紹介します。

子供と休みが合う

給食がない日は仕事がないので幼稚園や小学校のお休みと同じ日に休めます。

土日はもちろんですが、祝日や春・夏・冬の長期休みも一緒です。

私は娘の保育園と同じ市内の学校で働いていた為、大雨洪水警報や大雪警報等で休校になった時も一緒に休めてとても助かりました。

子供と予定が合わせやすいので、子供がある程度大きくなるまで続ける方がほとんどです。

残業がなく勤務時間が一定

学校給食は昼食のみなので朝もそこまで早くはありません。

私の場合は9:00から始まり15:30に終了でした。

残業もなく、時間になったら帰れるので子供の送り迎えに焦ることもありません。

ある程度余裕があるので、幼稚園のママさんも働いていましたよ。

毎日決まった時間に家を出て、帰宅できるので残業ナシは嬉しいですよね。

急な欠勤でも対応してくれる

人に恵まれていたこともありますが、同じ境遇の方が多いので、急な休みや遅刻にも理解があり助かりました。

子供が熱を出したから休みたい…目が赤くなっているから病院に連れていきたい…そんな場合も快く対応してくれて本当に良かったです。

保育園の急な呼び出しもドキドキする必要がなくとても寛容な職場でした。

実際に私も子供の病気で何回か休んでしまいましたが「こっちの事は心配しなくて良いからね!」「私が同じ状況になった時はよろしくね!」

など、優しい言葉をかけてくれる方が多く助かりました。

社員さんもパートさんも本当に良い人ばかりで働きやすかったです。

作った給食が食べられる

給食を食べる事ができるのは一番のメリットだと私は思っています(笑)

昼食は一生懸命作った給食を食べる事ができるのです。

お弁当を作る手間もなく、しっかりと栄養あるのもが食べられるのは嬉しいですよね。

献立の参考になる

普段作らない料理も多いので、夕飯の献立の参考になります。

作り方も見ることができ、調味料もわかるので試してみよう!と何回かチャレンジしたことも

栄養バランスが考えられている献立なので、真似しやすくとても助かります。

調理師免許の取得を目指せる

調理補助として働き、条件をクリアできると調理師免許の取得試験を受けることができます。

資格は強みになるので、私も試験を受けたいと思っています。

調理補助のデメリット

【体験談】学校給食調理補助パートはきつい?経験者が語る5つの理由

メリットがあればもちろんデメリットもあります。

どんなデメリットがあるのか…私が感じたデメリットを3つ紹介します。

給料が安く場所によっては上がらない

私が働いていた場所は、何年働いても給料は上がりません。

もともとその契約で入っているので、自分が決めた事だからと割り切れますが…やっぱりお金は重要ですよね(笑)

給料も最低賃金だったので、お金を重視したい方には向かないでしょう。

特に夏休みの給料はビックリしてしまうため、働く前に知っておいた方が良いと思います。

衛生ルールが厳しい

給食を作る際、食中毒や異物の混入があっては一大事。

そんなことが行ないよう毎月決められた日に衛生チェック入ります。

汚いと自分だけでなく職場の評価まで下がるので、毎日清潔に保つ必要があります。

子供達の命にもかかわるので、働くからにはしっかりルールを守りましょう。

また、衛生ルール関連で言えば食べられない食品があります!

私は生牡蠣が大好きなのですが、この仕事を始めてから生牡蠣は食べちゃダメと言われとてもショックでした。

生牡蠣以外にも、生卵・生肉・生の二枚貝・生シラスがNGです。

理由はノロウイルスやO157、サルモネラなどに感染する危険性があるから!

摂取して感染してしまっては大変!治るまでは出勤ができませんし、業務にも支障が出てしまいます。

感染しているか毎月の検便でわかるため、こっそり食べてもバレてしまうのでやめましょう。

自分は大丈夫!という考えでいると迷惑をかけてしまうため、グッと耐えて我慢です。

オシャレができない

化粧やネイルなどは一切できません。

爪は毎日チェックされる為、常に短くしておく必要があります。

学校に出入りするので奇抜な髪形もNG。

ピアスや指輪も異物混入につながるので必ず外しましょう。

長期休暇が唯一おしゃれのできる時期ですが…めんどくさがりな私には毎日スッピンはありがたかったです(笑)

調理補助に向いている人

【体験談】学校給食調理補助パートはきつい?経験者が語る5つの理由

私が調理補助として向いていると思う方は下記のような方です。

  • 正確で手際よく作業ができる
  • 体を動かすことが好き
  • コミュニケーションが取れる

正確で手際よく作業ができる

安全・安心な給食を届けられるよう、決められたことを守り正確で丁寧な作業が必要となります。

また、時間内に終わるようスピードも付いてこなければならないので手際の良さも重要です。

体を動かすことが好き

重いものを運んだり、校舎内を動き回ったり、体力も必要な仕事なので体を動かすことが好きな方にピッタリです。

沢山動いた後の給食はとても美味しいですよ(笑)

コミュニケーションが取れる

個人で黙々と作業を行うこともありますが、チームとして動くことが多い調理補助。

どうしたら良いのか話し合ったり、指示を出したり仲間たちとのコミュニケーションは必須です。

【体験談】学校給食調理補助パートはきつい?経験者が語る5つの理由【まとめ】

【体験談】学校給食調理補助パートはきつい?経験者が語る5つの理由について紹介いたしました。

調理補助の仕事は、働く場所や環境によって「きつい」と感じることもあるかもしれません。

私の場合は、大変に思うこともありましたが、それ以上にやりがいや達成感があり楽しく続けることができました。

正直、どの仕事も人間関係で楽しくもなるし、辛くもなると思います。

仕事が大変でも、一緒に働く人に恵まれていれば楽しいが勝りますし、その逆も…

不安な方は、面接時に雰囲気や退職者の理由などを確認しておくと良いかもしれません。

聞きにくいと感じる方もいると思いますが、入って後悔するよりは勇気を出して聞いてみるのも手かと思います。

長期休暇もあるため、小さな子供がいる方は本当に働きやすく、おすすめの環境だと私は思います。

【体験談】学校給食調理補助パートはきつい?経験者が語る5つの理由を最後までご覧いただきありがとうございます。

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