調理師免許の取得は高校生も可能?知らないと損する落とし穴とは

そう思っている高校生もいるのではないでしょうか。

自分の夢に向かって進みたいけど、高校生が調理師免許を取得できるのか…気になりますよね。

この記事では高校生も調理師免許が取得できるのか詳しく解説していきます！

【この記事を読んでわかる事】

この記事で少しでも不安が解消できたら嬉しいです。

調理師免許の取得は高校生も可能?

調理師免許を取得したいと思っている方はとても気になりますよね。

結論からお伝えすると、条件に満たしていれば取得は可能です。

しかし、取得できる条件を満たしている方は残念ながら少ないかもしれません。

特に、現在全日制の高校に通っている場合は正直難しいです。

高校生が調理師免許を取得するための条件とは何か、詳しく解説していきます。

高校生が調理師免許取得に必要な条件は?

突然ですが、調理師免許の取得方法をご存知ですか？

調理師免許の取得方法は下記の2点が挙げられます。

どちらかの条件を満たしていないと、調理師免許は取得できません。

ちなみに、「2年以上の実務経験」を選択した場合、学則規定がプラスされ受験資格に中学校卒業以上も加わります。

2年以上の調理業務経験と言われるとカフェやパン屋さんなどでのアルバイトを想像する方もいると思いますが、飲食系の仕事であれば何でもいいという訳ではありません。

調理業務経験にも条件があり「調理師法施行規則第4条」に定める施設でないと認められないためご注意を。

せっかく2年間飲食系で働いたのに、認められない施設だった！では悲しいですよね(泣)

詳しくはこちらの記事にまとめていますので、ご参考ください。

【関連記事】調理師免許試験に必要な実務経験がない!!認められるお店と注意事項

2年間の実務経験・中学校卒業以上の条件が必要なので、

と思う方もいるでしょう。

しかし、ここに思わぬ落とし穴が!!

残念なことに高校在学期間中のバイトは認められません。

全日制の高校に通っている場合は対象外となり、どんなに頑張って働いても職歴として認めてもらえないのです。

知らずにアルバイトをしていた…という方もいるので気をつけましょう。

例外として、通信制や定時制の場合は認められているため、アルバイトをしながら取得が可能です。

そう思いますよね。では、どうしたら高校生でも調理師免許を取得できるのか…いくつか方法を紹介します。

調理師免許を高校生が取得する方法

ここからは高校生が最短で調理師免許を取得するための方法について紹介していきます。

全日制の高校に通っている場合

全日制の高校に通っている場合、調理師法施行規則第4条にあてはまる施設でアルバイトをしても認めてもらえません。

ではどうしたら良いのか…どうしても高校在学中に資格を取得したいという場合、調理師学校の夜間コースという選択があります。

入学時期や入学資格が異なるため、通えそうな学校がある場合は事前の確認が必須です。

学校によっては中学卒業以上であれば入学できるので高校在学中に資格が取得できます。

しかし、個人的にあまりおすすめはできません。

なぜならば、夜間のため授業が終わる時間は22時頃。

昼は全日制高校、夜は夜間学校では生活に支障が出てしまうことも…

せっかく入学したのに、高校生活も調理師学校もうまく両立できない！では意味がないので、本当に通えるのか検討する必要があります。

入学金や学費などの問題もあるためしっかり考えて決めましょう。

通信制や定時制の高校の場合

通信制や定時制の高校に通っている場合、調理師法施行規則第4条にあてはまる施設でのアルバイトが認められています。

認められている施設で条件通りに働くことで調理師免許試験の受講が可能です。

試験の受講には調理業務従事証明書というものが必要になります。

調理業務従事証明書に関してはこちらの記事をご確認ください。

【関連記事】調理業務従事証明書はどこでもらえる？もらい方と注意点を解説

しかし、中には

なんて思う方もいるでしょう。

その場合は、認められている調理師学校に通い卒業すれば試験を受けずに資格が取得できます。

学校によっては1年間の通学で取得できるため、検討してみてはいかがでしょうか。

こちらも金銭面についてや、学校との両立を考えてから決めましょう。

調理師免許試験を独学で勉強をする場合、こちらの記事をご参考ください。

【関連記事】調理師免許は独学でも取れる!!おすすめ本と効率良い勉強法

その他の方法

その他、調理師免許を取得する方法がこちらです。

詳しく解説いたします。

調理師免許を取得できる高校に通う

まだ高校に通っていない方へのお話になりますが、将来調理師として働きたい場合、調理師免許を取得できる高校に入学するのも良いでしょう。

調理師としての知識だけでなく、実習によりしっかりと技術を身につくため一石二鳥。

学校によっては高卒以上の入学資格もありますが、中卒者でも入学できる学校もあるため確認してみましょう。

調理師免許が取得できる学校は1年制からありますが、高卒以上の求人が多い場合就職が難しくなってしまうことも…

3年制の「調理関係の高等専修学校」に通えば、調理以外の一般教育のカリキュラムも勉強でき、高校卒業の学歴も取得できるのでおすすめですよ。

高校卒業後に実務経験を積む

高校在学中のアルバイトも認められない、夜間学校も現実的ではない場合、少し時間はかかってしまいますが卒業後に働いて実務経験を積みましょう。

2年間の実務経験が必要ですが、学校に通う費用もかからず稼ぎながら実務経験を積むことができます。

調理師免許取得の試験に受けられる職種かしっかり確認をしてから応募しましょうね！

調理師免許の取得は高校生も可能?【まとめ】

調理師免許は高校生でも取得可能ですが、道のりが険しい方が多いのが現実です。

全日制の高校に通っている場合、卒業後に調理師学校へ進んだり働いて実務経験を積んだりと無理なく取得を目指すことをおすすめします。

最短取得にこだわりすぎて、両立ができなくなってしまっては元も子もありませんからね。

自分に無理なく取得できる方法は何か…しっかりと考えて資格を取得していきましょう！